2017年12月30日 12:13
ようこそ、毒魔女図書館へ。
45歳女子が、17歳年下男子と恋をする。
眠れぬ真珠
主演 藤原紀香
お相手は、「あなたのことはそれほど」で、
波瑠のお相手をつとめた有島君。(劇団EXILE)
のっけから、
いきなりのラブシーン。
おっと
藤原紀香のグラマラスバディに釘付けなのだが、
物語を見ているうちに、
これ、どっかで聞いた話だなぁ、なんだっけ。
主人公は銅板作家のアーティスト。
いきつけのカフェで出会った青年に、
「あなたのドキュメンタリーを撮りたい」と言われて了承し、
お互いに惹かれあってゆく。
原作 石田衣良
なるほど、原作
読んでました。
しかし、
ぼやーんとしか印象に残ってないのは、
脳みそがもうろくしてるか、
そこまで共感しなかったか……
以前、バラエティで、
歳の差夫婦の特集があった。
ツマが20前後年上の夫婦が紹介された。
当時、ツマは60歳過ぎていたと思うのだが、
派手なメイクに髪型、
一年中ミニスカート以外は装着しないと語る。
透け透けの可愛らしい下着がつまったタンス。
彼女は、粘土教室を主宰していて、
オットはかつて生徒だったと記憶している。
他者から見ると、
えー、
なんでー
うわー
と、全く共感できぬように、
本作「眠れぬ真珠」も理解できないのだが、
メルヘンなおとぎ話
として、楽しむにはいい。
夢をくれる、
希望をくれる、
明るくなるなら、なんでもおっけー
よく知らぬ、
見た目のすこぶるよい若い男子が、
自分のことを褒めちぎってくれる。
気持ちよかろう
「奥様は取り扱い注意」の、
広末涼子は騙されてしまったが、
本作は、年下男子も真剣である。
石田衣良作品の特徴である、
石田衣良のサラっとした顔から描かれる性描写は、
おしゃれ包装紙に包まれて、なんか素敵。
石田衣良が、
濃厚顔だったら、印象はだいぶ変わったろう。
藤原紀香の二重あごも、
垂れ気味の頬も、
45歳だからこそのリアルでちょうどいい。
物語のスパイスとして、
藤原紀香を貶める若い女が登場するのだが、
これがくまきりさんだったら、
かなりの視聴率になったと思われる。
けど、
ラブちゃんは笑えない