年中暑い常夏の国のタイですが、暑いなりにも一応の季節の変化があります。
そして、観光に適したハイシーズンと、あまり適さないローシーズンがあります。
タイの3つの季節:暑季・雨季・乾季
タイの季節は、おおまかに分けると暑季・雨季・乾季の3つにわけられます。
季節の分かれ目は、地域によって若干の差があるのですが、おおまかには以下のとおりです。
☆暑季:2月中旬~5月中旬
タイで最も暑い時期です。雨はあまり降らず乾燥していますが、連日40℃近い気温になり日差しも強く、外での観光は辛い時期です。
☆雨季:5月中旬~10月
雨季とはいっても雨が1日中降り続くわけではなく、激しい雨が1時間ほどで上がることが多い。雨が止めばカラッとした天気になるので、その合間に観光は可能。ただし、雨が降った後は道路が冠水する場合もあります。
☆乾季:11月~2月中旬
雨も降らず、気温もあまり高くなくて過ごしやすい時期でタイのハイシーズン。プーケットなどの海の透明度も上がり、最も観光に適した時期。
こういった感じです。「今年は雨季明けが遅いね」、とか「いつまでもたっても雨が降らないね」、とか年によって季節の変わり目の時期が変動することもあります。
日本の大型連休ごとのタイの気候
さて、日本からタイに旅行に来られる方は大型連休を利用していらっしゃることが多いんじゃないでしょうか。
そこで、日本の大型連休期間のタイ(主にバンコク)の気候について解説しますね。
☆ゴールデンウィーク(5月上旬)
5月の上旬のゴールデンウィーク。
これは個人的な意見なのですが、日本の大型連休の中では、タイ旅行をもっとも避けたほうが良い時期だと思っています!
5月の上旬は最も暑い暑季からだんだんと雨季に入っていく過渡期。
雨が降るかどうかは運次第ですが、とにかく暑いことには間違いない時期です。
この時期、屋外での観光がメインとなるアユタヤ、王宮、ウィークエンドマーケットは暑いので行きたくないというのがバンコク在住者の本音であります。
どうしてもこの時期にいらっしゃるなら、帽子日傘などの暑さ対策、水分補給は十分に行ってください!!
あまり無理して観光はせず、高級リゾートでホテルステイ、デパートでの買い物、スパなどをメインとしたゆったりとしたプランがおすすめです。
バンコクが暑いなら北部のチェンマイはどうだろう?と考えるかもしれませんが、チェンマイはなおいっそう暑いという話です。
プーケットなどの海のリゾートは、雨季に入る前ならギリギリベストシーズンです。いつから雨季に入るのか、こればっかりは年によるので何とも言えませんね…。でも、この時期なら、私だったらバンコクではなくてビーチリゾートに行くかな。
☆夏休み・お盆(7月~8月)
雨季ど真ん中です。
この時期も十分に暑いのですが、雨が降ると少し暑さが和らいだように感じることもあります。
スコールが1時間ほど降ることはありますが、1日中降り続くようなことはありません。空が暗くなって風が強まってくるのがスコールの前兆です。そうなったらおとなしく屋内に避難しましょう!
バンコクでの観光は雨を気にするくらいで大丈夫ですが、プーケットなどのアンダマン海側のリゾートの場合は雨季は透明度が落ちますし、海が荒れて入れないこともあります。
プーケットなどのアンダマン海側のビーチリゾートに行くなら、ハイシーズンの乾季がおすすめです。
でも、逆にホテルステイを楽しむと割り切ってしまえば、ローシーズンの雨季は5つ星ホテルにもかなりお安い価格で泊まれるのでお得です。
一方、タイ湾側に面したサムイ島はベストシーズンになるので、この時期にビーチリゾートを検討されている方はサムイ島をおすすめします。
雨が気になる雨季ですが、一方でタイのトロピカルフルーツが旬を迎える時期でもあります。
ライチ、ランブータン、マンゴスチンなどのトロピカルフルーツを食べてみたい方にはおすすめのシーズンです。
☆シルバーウィーク(9月下旬)
夏休みにも増して更に雨季真っ只中です。
雨季終盤の10月に向けて、川や運河の水量が増してくる時期です。気候的には7-8月とあまり変わりません。
☆年末年始(12月下旬~1月上旬)
乾季真っ只中!タイのベストシーズンです。
バンコク観光するも良し、プーケットで海を楽しむもよし。チェンマイはバンコクから行くと寒いくらいですが、冬の日本から行けばあったかいと感じるでしょう。
もし可能ならばタイへはこの時期にいらっしゃることを強くおすすめします。
ただし、年末年始はホテル料金も高騰しますし、大晦日にはガラディナーといって高額なディナーに強制的に参加することになるホテルも多くあります。
それはそれで海外の大晦日といった雰囲気が楽しめて良いとは思うのですが…このあたりは予算との兼ね合いですね。
☆大学生の春休み(2月~3月)
乾季から暑季に移り変わっていく時期です。
雨の心配はありませんが、3月の終わりに近づくほど暑さが増していきます。2月上旬であればまだ乾季で過ごしやすい気候です。
時期の融通がきくのならば、できるだけ2月上旬にタイにいらっしゃると良いと思います。
以上、日本の大型連休ごとのタイの気候についてまとめてみました。これからタイへの旅行を検討されている方に参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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